自分が汚部屋をつくった原因と、その改善策を考える
池田暁子さんの汚部屋脱出本の感想を書いた記事で、自分が独身時代どうやってあの汚部屋を作り上げたのか振り返ってみたのですが、今後の片付けのためになりそうなので掘り下げてみることにしました。(激長です)
この記事で振り返りました↓
汚部屋を脱出したい人へ最初に読む本におすすめ。池田暁子著『片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術』 - 楽しくなるために色々やってみるブログ
そしてこれが上の記事でリストアップした私の汚部屋の作り方です↓
・片づけ方を知らないまま一人暮らしに突入(子供のころからずっと汚部屋だった、実家住いの頃の部屋の片づけは見かねた母がやっていた)、
・モノを減らさなければ片付かないと気付いていなかった、
・好きなモノを好きなだけ買う生活をしていた、
・片付けようとする度、色々引っ張り出してどうしていいのか分からなくなって放置されたり、取りあえずまとめて適当な入れ物や場所に突っ込まれたり積まれたりしたモノで余計悪化していた、
・極度の面倒臭がりだった(今も)
・モノを捨てることが苦手だった(今も)
他にも要因はあったと思いますが、すぐに思いつく大きなものはこんな感じです。
こうやって見てみると、色々な片付けられない原因が合わさって「片付けられない私」ができていたのだなと思えました。
現在の自分と比較してみると、最初の3つは、度重なる引っ越しで汚部屋を脱出した経験と、ネットや本で片付け方を勉強し始めたことから大分改善されています。後ろ2つは基本的性質なので改善には時間が掛かることを覚悟して、今頑張るべきは、真ん中の「片付けようとする度、色々引っ張り出してどうしていいのか分からなくなって放置されたり、取りあえずまとめて適当な入れ物や場所に突っ込まれたり積まれたりしたモノで余計悪化していた」点の改善かなと思いました。
文章がやけに長くてややこしいので分けると
・片付けようと思って引っ張り出しても、多くのモノを目の前にするとどうして良いのか分からなくなる
・どうして良いのか分からなくなると放置してしまう
・それをどうにかするために取り敢えずの入れ物に突っ込んでしまう
・それをどうにかするために取り敢えずの場所に突っ込んだり、積み重ねたりしてしまう
・どこに何があるのか分からなくなる
・そこから何かを探そうとする為に一層ぐちゃぐちゃになる
・どうにかするために取り敢えずの・・・エンドレスです。
で、日々汚部屋から現実逃避して暮らし、なんとか重い腰を上げて片付けを実行しても、モノをあっちからこっち、こっちからそっちに移動しただけ、時々床が見えて片付いた気分になったりしながら、実際は全く片付いていないという、そんな感じでした。 汚部屋あるあるですね。
モノを減らすという気が一切なくその上ドンドン増やしていたので、今思えば片付かないのも悪化していくのも当然のことでしたが、当時は片付けられないのがモノの量のせいだなんて思ってもみなかったんですよね。どうしてだろう。多分、ただただ「片付けられないのはだらしない自分のせいだ」と思ってたんだろうな、まあ、確かにそれもあるんですが。だらしなくてもモノがなければあなたの汚部屋も7割がたマシになるんだよ、とかつての自分に教えてあげたい。
幸い現在は、モノがない方が片付けが楽だと実感したので以前の様に安易にモノを増やすことはしません(が、油断と家族の増加でモノは増えてます)し、「片付けをしたせいで一層散らかる事態は絶対に避けたい」という意識があるので、大量のモノを引っ張り出して放置したり、それを取り敢えずの場所や入れ物に移動するだけ、という無駄な流れは断ち切れました。
一方で、余計散らかさないため中々片付けに取りかかれなくなったり、行き場のないモノを簡単に入れ物に入れたり移動したりして隠すことができず、剥き出しのまま「放置」される場所が増えています。
そんな感じで、(モノを減らせば良いと分かっているけど)汚部屋を再び構築しようかという頃合いにブログを始め、片付けを始め、記事にすることで自分の行動を振り返り。30半ばにしてようやく、自分は片付けようとするモノの量が多かったり、一度に複数のことをやろうとするとどうして良いのか分からなくなりがちなのだと気付きました。加えて、作業が単純でないと途中で他の場所に気がそれて本来やろうとしていた事ができないことが多いんだなとも思いました。
いわゆる「片づけられない女」の特徴なんだろうな、と再確認することになりましたが、そんなの「片づけられない女たち」が話題になった頃からグレーゾーンだなとは思っていたのです。あれが話題になったのはいつでしたっけ?15年ぐらい前?(当時、あ、私これかも。と思った人手を挙げて、仲間ですね)
長年グレー気分で生きて来たのに、今まで気付いていなかった自分の片付け特徴をしっかり自覚出来たのはブログのおかげです。実際に片付け作業をしながら上手くいかない原因について考えた事がなかったのかも知れません(片付けだけでも難しいのに、片付けながら考えられる訳ないですね)。
ともかく、重要なのはグレーか黒かじゃなくて、自分にあった解決法を知ることだと思います。
どうして良いのか分からなくなってしまう原因が分かって改善できれば、もっと片付けが効率的になる気がするので、汚部屋最高潮時代から続くこの辺りの問題の原因について考えてみたいと思います。(そして、私は多分、書いたり読んだりしながら考えることで頭の中が整理できるのだとも気付いたので、考えてから作業に取りかかった方が効果的だと思うので)
「片付けようとするモノの量が多いとどうして良いのか分からなくなる」件について。
→モノが多すぎてやる気がなくなる
→【改善策】一度に片付けるモノの量を減らす
→片付け方が分からない
→【改善策】「集める」「分ける」「処分する」「戻す」で分業するのが効果的
→片付けたい大量のモノを収められる収納がある気がしない
→収納したい場所が既にモノで一杯
→【改善策】不要品を抜いて処分、スペースを空ける
→【改善策】使用頻度の低いモノを、使いにくい収納に移動
→空いている収納はあるが、使いにくい(特に押入れ)
→【改善策】使用頻度で収納場所を考え直す
→【改善策】使いやすい収納にする(調べる、考える、工夫する)
→収める場所が分からないモノが多い
→定位置がない
→【改善策】定位置を与える
→定位置からはみ出る
→【改善策】一部か、全部の定位置を替える
→【改善策】減らす
→捨てるべきだと思うけど捨てる決心の付かないモノが多い
→【改善策】画像に残して捨てる
→【改善策】定位置に収納、はみ出たら捨てる
→【改善策】取り敢えずひとまとめにして定位置以外に収納(艶子式最終手段)
「一度に複数のことをやろうとするとどうして良いのか分からなくなる。作業が単純でないと途中で他の場所に気がそれて本来やろうとしていた事ができない」件について(ここは大体改善済み) →【改善策】作業を単純にする(「分ける」だけ、「捨てる」だけ、「選ぶ」だけ、「戻す」だけなど) →【改善策】作業を始める前に、やるべきことを具体的に決める。それを忘れないように努力する(ブログの記事にすること前提で写真を撮りながら作業すると、終わりまでの見通しが立つのか気がそれにくく効果的)
改めて書いてみると、今後やるべきは「現在収納しているモノを減らす」 「使いにくい収納(特に押入れ)を改善する」「使用頻度に応じてモノの定位置を考え直す」ことですね。
捨てることを躊躇して進まない場合もあると思うので、そこで投げ出したりフリーズしたり目を逸らしたりするよりは、腹肉ツヤ子さん式「使わないモノを使いにくい収納の奥に押し込め方式」を使った方が良いかもしれません。後日まとめて処分しちゃえば良いんだし、とも思ったけど、私の場合それが出来ないんですよね。押し込んじゃうと面倒で二度と出せない気がするし、やっぱり止めます。
とにかく、床のモノばかり拾っていても、落ちているのはいつも同じようなモノばかりなので収納の中は大して片付かないんですよね。ということは、現在テーブルやテレビボード、棚の上、バケツの中に溢れているモノはいつまで経ってもそこにあるままの可能性が高い。
それではいくら床掃除に励んだところで現状以上に部屋が片付くことはないですよね。
衣裳部屋はこう着状態ですが、一応全ての服を把握できる状態にはなったので、ひとまず他の部屋に取り掛かりたいと思います。
衣裳部屋の片付けが止まってるからって、なにも全部屋の片付けストップする必要はないんですよね。やりかけの場所を残したまま次の場所を始める気にはなれなかったけど(作業中は気がそれてウロウロするんですけどね、不可解)、やっぱり私はやり遂げられないんだなとか楽しくない気持ちになってしまいそうだけど、そんなことに拘らず、毎日どこかを少しずつでも片付けて行く方が建設的ですね。
と思ったので、溢れているモノを収めるべく、収納の中の片付けを始めようと思います。
度重なる引越しで一度は減らしまくったとは言え、油断して増やしてきたモノの中には不要品が多々あるはずなので、腹肉ツヤ子さん式捨てない片付けは取りあえずまだ封印、引き続き「使わないし持っていて楽しい気分じゃないモノは処分」の方向で頑張ります。(捨て過ぎて楽しくなくなると本末転倒だと思っているので、「使ってなくても持っていて楽しい気分になるモノ」は残すつもりです、あ、これが増えると「ツヤ子式収納」が必要に・・・)
以上、すごく長く考えましたが、以前なら考えるばかりで片付けを実行しない自分に嫌悪感を抱いて凹んでいたと思います。そして片付けのやる気を一層失うんですよね。でもですね、自分には「考えるより手を動かせ」が向かないのだと気付きました。
私は「考えてから動く」方が合ってる。それが作業前の現実逃避や、作業中のフリーズやウロウロ、途中放棄の回避方法です。それは同時に、作業がうまくいかなかった時やそもそも作業をしない自分へ感じてしまう否定感や無力感を回避する方法にもなると思います。ただ私は、「考える」だけでは駄目だったんですね、多分。考えは往々にしてまとまらず現実逃避につながるし、思ったこともすぐ忘れるし。それじゃ実際の作業はうまくいかない。
私に合ってるのは、考えを書いて視覚化して、読んで書き直して考えをまとめて、自分が何をしたいのか要点を自分に言い聞かせて、それまでの工程を具体的に考えて、また書いて、読んで、単純化して小分けにして、という作業をしてから片付けに取りかかることですね。
こうして書き出してみると、全部「すぐ忘れちゃう」ことをカバーしているだけの様な気もしますね。(忘れちゃうから考えがまとまらないのか、考えがまとまらないほど頭の中がごちゃごちゃしているから忘れちゃうのか分かりませんが)情けないがしかし、その時考えた事も、度々読み返さないとまたすぐに忘れるので注意。
子供達に「わすれん帽に憑りつかれてる」と言われるのも肯ける忘れん坊ぶりですが、自覚出来て良かった。
そして、書くことが大好きだからこそ、ブログのおかげで怠惰なのに片付けのやる気がだせています。読んで頂いてありがとうございました(*´ω`) なるべく楽しく片付け頑張りましょう。
本日は本当にお疲れ様でした_(._.)_
実は読んでません
どうして読まなかったのか考えてみたのですが、多分、白黒はっきりさせたくなかったんでしょうね。言い訳にできなくなりますから。読んでみよう。発売日2000年でした。
ときめく使わないモノを捨てないで片付けるツヤ子式収納はこちら
感想記事です↓
腹肉ツヤ子著『どうしても捨てられない!!あなたのための捨てずに快適収納術』を読んでみました - 楽しくなるために色々やってみるブログ